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<海中温泉水着禁止の謎>
 今回、運転と案内をして下さったタクシーの運転手さんはとてもとてもいい方で、私が滝やら海岸やらでものも言わず空を見上げていたり、座り込んで泣いていても、少し離れたところでじーっと私の気のすむまで待っていてくれた。お花や草木の説明をしてくれて、海岸では私につきあっていっしょに貝殻も拾い集めてくれた。
 そんな心やさしい運転手さんは次に海中温泉に案内してくれた。和歌山にも海中温泉はあるので別段驚きもしなかったけれど、景色がいいからということで連れて行ってもらった。
 はて、その温泉確かに雄大な海の中にあるのだけど、何か施設があるわけでもなく
(よくいえば野趣あふれる大自然の中の温泉)別に栄えている様子もない。
それに、なぜか水着禁止!?
「どうして水着はダメなんですか?」と尋ねたら、「お風呂は水着で入るもんじゃないでしょう。」と。そうだけど。。。。。。。。。。
 
 家族連れが楽しげに入浴中。覗きに行くのも失礼だし、遠くから海の写真を撮る。
(やっぱり地元の人しか来ないよねー。)
 
 温泉はもう一箇所あって、そこは整備されていて脱衣場もあるから入浴中だとすぐわかるし、さっきは誰もいなかったから、通り道だしそこにも寄ってみようということになった。
 で、到着。脱衣場に人の気配なし。海もきらきら輝いてるし、いい写真撮れるかも!岩場にも近づけそう!となかなかよい感じ。
 運転手さんもそれを察して、「駐車場に車を置いて来ますからどうぞ先に行っててください。」と言って私を先に車から降ろしてくれた。私はカメラ片手に「はーい!」と小走りに海の方へ足を踏み出した瞬間、白い波しぶきが勢いよく上がっている岩場に何やら肌色の物体???
 な、なんと!男性が一糸まとわぬ姿で岩場に仁王立ちして海の写真を撮っているではないか!
 「きゃあ~!!!!」と大声張り上げてなぜか運転手さんに助けを求めていた。
 即逃げたつもりだったけど、見事なお尻だけはしっかり目に焼きついてしまった。
 おとなしい運転手さんもさすがに下を向いて笑いをこらえている。
 今だに疑問。
 どうして海の写真撮るのに全裸なわけ?しかもかなり大掛かりなセットだったってことは確信犯?
 そしてやっぱりどうして水着禁止なの?????
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