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      <title>PHOTO</title>
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         <title>久しぶりの鎌倉散策</title>
         <description><![CDATA[今日は久しぶりに何の用事もない一日。
紅葉狩りに。と思いたって鎌倉散策。（すごい近場です！笑）
随分色づいてきましたが、まだ燃えるような晩秋の紅葉というわけではありませんでした。

ほんとうに久しぶりの鎌倉散策。
写真も少し撮りました。

絵に描いたような、ポスターのようなあでやかで華やかな自然の姿ももちろんすてきで、うっとりするけれど、ちいさなすきまでひっそりと、ささやくように、かわいらしく、でも懸命に生きている植物にもまた心を動かされます。
写真を撮るときは、いつもそんな草花や木と会話をしている気分なのです。

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みんな生きてる！ね！]]></description>
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         <pubDate>Mon, 17 Nov 2008 22:38:11 +0900</pubDate>
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            <item>
         <title>アメリカツアー報告記（その４・最終回）</title>
         <description>すっかり続きが遅くなってしまってすみません・・・（汗）
あちらこちらを移動しておりましたので、こんなに遅くなってしまいました。

京都でのディナーコンサートも、楽しく終えることができ、お客さまからも「お筝っていろんなことができるんですね！とっても楽しくてわくわくしました！」というおことばをいただきました。
通崎睦美さんとの久しぶりのデュオも（たぶん６，７年ぶりと思われます・・・笑）すごく楽しくて、ずっとお会いすることもなく、もちろん合奏の機会もなく、リハーサルも前日にちょっとしただけですけれど、以前よりぴったり呼吸が合っているような気がして、感慨深かったです。
衣裳は通崎さんのコーディネートでアンティーク着物を着させていただきました！（感激！）
指揮者の井上道義さん、通崎さん、ブライトンホテルの林さん、アンサンブルのみんな、そして聴いてくださった皆様方、ありがとうございました！！！

前置きが長くなってしまいましたが、いよいよアメリカツアーも最終地・シカゴへとお話を進めましょう。

１０月４日（土）
終日ＦＲＥＥ。
３日連続の本番だったので、この日はニューヨークでしっかり休養・・・。

１０月５日（日）
３日、ニューヨーク公演本番の後楽器は全て梱包し、またまた信頼する運転手さんにお任せして楽器たちはひと足先に陸送の旅へ。（おつかれさま。ありがとう。次はシカゴで会いましょう！）

お昼すぎの飛行機でニューヨークからシカゴへ向かいました。
ニューヨークでお世話になった皆様方、本当にありがとうございました！

この日は、シカゴの日本領事館で歓迎の晩餐会を開いてくださいました。
音楽がお好きで楽器の演奏もされる総領事ご夫妻とお話も弾み、ミシガン湖のほとりにあるすてきな領事館でゆるやかでおだやかなひとときをすごさせていただきました。
総領事ご夫妻のあたたかいお心遣いと、今回ご協力してくださった方々のお力添えに心から感謝いたします。

ミシガン湖がホテルの窓から見えました。
湖岸に沿って道路が走っていて、街路樹がぽつりぽつりと植えられています。オレンジ色の光が夜の街を照らします。
あまりに大きいから湖と一目ではわからないけれど、やっぱり海とはちがう静けさや閉じられた感じがあります。

この日は風が強くて、まるで声のように風の音が聞こえました。

明日はアメリカツアー最終日・・・おやすみなさい。

１０月６日（月）
元気にめざめて、たっぷり時間をかけて、のんびりリハーサル。・・・と思ったら、ホテルに忘れ物をしてとりに帰ったり、結局バタバタになってしまいました（苦笑）

衣裳はショッキングピンクのドレス。今回、ワシントンの大使館でのレセプションはお着物でしたが、その後からのコンサートは日本でのリサイタルで着用した白のドレスを着ました。その同じデザインで色だけがショッキングピンクというもの。
背景がグレーや白の建築物だったので、ピンクはよく映えました。

シカゴでの即興演奏は水を使いました。ミシガン湖を見て、風の音を聞いて、どうしても水の音が使いたくなりました。

さて、本番です。
お客さまはやはり１５０～２００人くらい。満員御礼。

シカゴの街。
ユニークなかたちの建築物がたくさんあって人々は忙しく暮らしているけれど、湖は全くそれとは無関係に沈黙をたたえています。暴風雨になるとこの静かな湖も荒れるのだろうけれど・・・
海にいて彼方を眺めて、それはいつも空へとつながっているような気がするけれど、湖にはきっと主のような何かが住んでいるようなちょっと不穏な雰囲気を感じます。
不穏というか、神秘的というか、妖しいというか・・・・

最後の曲を弾き終えたとき、無事終えられてよかった。という気持ちと、終わってしまった。という名残惜しい気持ちが同時に起こりました。
ぽつんとしました・・・
そうしておじぎをした瞬間に、お客さまが次から次に立ち上がってくださって、最後には全員スタンディングで拍手をしてくださいました。

ありがとうございました。
胸に手を当てて、目を閉じて、頭を垂れて、そんなどこかで見たようなかたちのおじぎが自然と出てきて、
きっとこのおじぎを最初にした人は今の私と同じ気持ちだったにちがいない。なんてあとから思いました。

何かを伝え合うこと。絆を結んでいけること。

帰国してから、日々を慌しくすごし、その中でまた考えることもたくさんあります。
夢のような感激と感動をいただいたアメリカツアーの余韻の中から「筝」について。「音楽」について・・・。
ひとつ抜けたと思ったら、また新しい壁が待ち受けています。
それは、自分自身という壁。

筝は龍。
龍は天と地を結ぶ架空の動物。
自在に飛んで、風を起こし、雨を降らせて、豊かな生命の種を呼び覚まして、いつの間にか雲の向こうに消えている・・・・・
龍の去ったあとには、真っ青な空と燦々と輝く太陽の光、そしてちいさな芽。

木陰が静かに揺れている・・・

そこにいつも戻って来ようと思います。
そこがいつでも拠りどころなのだと思っています。

（おしまい）













































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         <pubDate>Thu, 30 Oct 2008 19:14:42 +0900</pubDate>
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            <item>
         <title>京都へ</title>
         <description>１８日は静岡音楽館ＡＯＩで箜篌を演奏してきました。（スケジュールにアップするのが間に合わなくてすみませんでした（汗）。。。）
とても音響のいいホールで、箜篌のように音量の出ない楽器でも繊細によく響きました。
ご案内として、後日スケジュールにアップしますね。

さて、そして、これから京都へ行きます。
指揮者井上道義さん、マリンバの通崎睦美さんとの楽しいコンサートディナー。
京都のブライトンホテルでは何度か演奏させていただいていますが、とても心地よくてやさしく、ゆったりと安らぐすてきなホテルです。

今回は２０周年記念のイベント。プログラムはクラシックのアレンジが中心。
私のＣＤ「ファンタスマ」にもクラシックの編曲したものを収録していますが、ただのコピーではなく、お筝でやってみるとまたこんな風におもしろくなるんだよ！という風に聴いていただけたら。と思います。

・・・というわけで、アメリカツアー報告記は少し途切れますが、つづきはもう少しあとで。

京都へ行ってきます！
紅葉にはまだちょっと早いですけれど、秋の京都（そういえば来月も京都に行きます！）にしばし滞在して、演奏して参ります。

今日の鎌倉は抜けるような青空がひろがっています。
秋の風情が漂っていて、風はもうすっかり秋です。

燃えるように紅葉する秋は、心を静かにかきたてますね・・・。
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         <pubDate>Mon, 20 Oct 2008 10:01:28 +0900</pubDate>
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            <item>
         <title>アメリカツアー報告記（その３）</title>
         <description>終演後、みなさんに手伝っていただきながら、楽器をすべて梱包しトラックに積込み。
楽器（特に箜篌）が大型なためアメリカの国内線に積むのは難しく、楽器は陸送ということになったのです。
「おつかれさま。ニューヨークでまた会いましょう！」と楽器たちとしばしのお別れ。運転手さんは、歌舞伎の道具も運んだことのある頼もしい方だったので安心してお任せできました。

それから打上げ。到着したのはもう夜の１０時をすぎていました。
ワシントンでお世話になった方々、ほんとうにありがとうございました。
忘れられないコンサートになりました。大切な宝物です！

１０月３日（金）
朝から飛行機でニューヨークへ移動。

何があっても朝食はしっかり摂る！どんなときでもこれだけはちゃんと守っています。
朝食をしっかり摂らないと目が覚めなくて一日が始まらないんです。
・・・・・というか、朝食は楽しみのひとつですから！

で、ニューヨークに着いてとりあえずホテルにチェックインし、お昼ごはん。和食。ニューヨークで秋刀魚をいただきました！
そうして、荷物をまとめてすぐにホールへ。
楽器もまもなく到着。

大きな窓からはニューヨークの摩天楼が一面に見えて、まるで屏風に書かれた絵のよう！
とても立派な一室。
演奏する頃はきっと夕陽が落ちてきらきら輝く夜景に変わっていく・・・・想像しただけでワクワクします。

まずは楽器を出して、セッティング。楽器を置く場所を選び、即興演奏のアイデアを練ります。
静かに窓の外を眺め、楽器に触れ、どんな音を使おうか、どんな感じにしようか・・・その場から感じられることを音にしたい！
ニューヨークのここで今できること。今しかできないこと。
ワシントンからニューヨークに来て、街の音はあきらかにちがうし、人々の歩く速さだってちがう。人々の表情、お店にかかる看板。高い建物に囲まれた青い空・・・・・。

これで行こう！音を決めて他の楽器のチューニングを済ませたら、もう時間がなくて、結局リハーサルは無し。ぶっつけ本番。

ワシントンと同じくらいの数のお客さま。
演奏を始める頃、日は西に傾いていました。
演奏しながら、向こう側にニューヨークの風景が見えて、徐々に夜景が輝き出すのが見えます。

ニューヨークはどんな感じ？
ん・・・ことばで表現するのは難しいけれど、私はやっぱり「夢みる街」だと思います。
それが都会にある独特の活力というものかもしれないけれど。
もちろん競争は熾烈で、挫折する人もたくさんいるでしょう。だけど、たくさんの出会いがあって、新しいものが生まれる若さがあります。
「若さ」って年を重ねて失くすものじゃないと最近思うんです。「若さ」って新鮮であることじゃないかしら？

ニューヨークのスピードは速い。クールで、キレがよくて、明るくて、ピリッとした緊張感のある大都会。
自分自身にちからをつけて、競争に勝ち進んで、夢をかなえていく・・・とてもすてきなことだと思います。
競争は悪いことじゃない。自分を磨くことができるなら・・・。
音楽は競争じゃないけれど自分を磨きたいと思う気持ちは同じ。
ダメかもしれない・・・でもチャレンジしてみたい！
もしダメでもチャレンジした自分はなかなかすてきなんじゃないかと思えます。

それがきっと「若さ」なのかな？

話が演奏とは全くちがう方向へ行ってしまいました（笑）

演奏後、アンコールの拍手をいただいてうれしかった！
「さくら」を弾きました。ニューヨークは日本人の方々が多くて、終演後、自分が日本人であることをあらためて感じていろいろ考えさせられましたと言ってくださった方が何人かいらっしゃいました。

「さくら」も着物も昔はあまり好きではありませんでした。
いかにも「日本」をアピールしているみたいでイヤでした。だからその頃の私はきっと筝という楽器にもなんとなくコンプレックスを持っていたのかもしれません。
エキゾチズムだけで評価されるのがなんとなく悔しい気がしていたのでしょう。

今は、「さくら」も着物も誇れるものだと思っています。
「さくら」であろうと着物であろうと、それを弾いたり着たりする人によってどんな風にも変わるものですから。表面的にしか捉えられなかったとしたなら、それは私自身が浅薄だということです。
筝という日本の楽器はすばらしいと自信を持って言えます。
そこから先は演奏家である私自身の問題ですから。

どこで演奏するときも向かう気持ちは変わらないけれど、まずは敬意をはらって、何かを生み出したい。そんな風に思うようになりました。

つづく

























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         <pubDate>Sun, 19 Oct 2008 23:39:25 +0900</pubDate>
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            <item>
         <title>アメリカツアー報告記（その２）</title>
         <description>ワシントンＤＣから今回のソロコンサートツアーはスタート。
機内でたっぷり眠ったからか、気が張っているからか、時差ボケはまったく無し。
固まっているように思えた楽器たちも音を少しずつ鳴らしているうちに、だんだんホールになじんできました。
なんというか、体温があるという感じ・・・ぬくもりのあるふくよかな音になってくるのですね。

進行やプログラムの中間でのスピーチについて打合せ。
自分の名前とお礼の気持ち、英語が苦手なので通訳の方にお手伝いしていただくという主旨のことを最初に簡単な英語で言い、その後に私が自分の文章を日本語で読み通訳していただくことになりました。

さて、準備も終え、さすがにそれほど食欲はないものの、お菓子をいただいて、本番に臨みます。
プログラムは、甦る五つの歌より１～３（沢井忠夫作曲）、 箜篌のための「蝉の法」（三輪眞弘作曲）、鳥のように（沢井忠夫作曲）　～スピーチ～　即興演奏（西陽子作曲）、鹿（のうた（高橋悠治作曲）、楽（沢井忠夫作曲）。

舞台は、ほのあかり。
楽器（筝２面、十七絃１面、 箜篌）はすべて舞台上に並べられていて、その中を１曲演奏しては移動して行きます。
１５０～２００ほどの客席は満席。

ひとつの「書」を一気に書きあげるように。
森の中のちいさな泉に石を投げ入れるように。
髪をなびかせて草原を自転車でかけぬけるように。
涙をそっとぬぐうように。

音をひとつひとつ・・・とてつもなく優しい気持ちで、とてつもない激しさで、切なく、いとおしく、名残を惜しむように手から放っていきます。

最後の曲を弾き終えて、静かにおじぎをしました・・・・

たくさんの拍手が沸き起こって、客席の中央でひとりの少しふっくらとした男性が立ち上がってくださいました。
その途端に、ひとり、ふたり・・・・そして、波のようにお客さまが立ち上がって・・・・ついには全員がスタンディングで大きな大きな割れるような拍手を送ってくださいました。
頭の上で拍手をしてくださっている方もいて、拍手はずっとずっと鳴り続けました・・・・・

夢じゃないかしら？ほんとにこれは現実？
涙で目がかすんだけれど、あまりに驚きすぎて涙を流すことすらからだが忘れてしまったようにしばし呆然としていました。
信じられないほど感激したときというのはからだもこころも止まってしまうのですね！

しばらくして我に返り、出たことばは「Thank you very much. I&apos;m very happy....... 」。
もう少し何か気の利いたことを言えればよかったのかもしれません、でも、これ以上のことは言えなかったし、これが精一杯でした。

「ありがとう。私はとても幸せです・・・」

アンコールを弾いたあと、コンサートは終了。
熱病にかかったようにその熱気と余韻が私のからだを包んでいました。

つづく



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         <pubDate>Sat, 18 Oct 2008 23:03:09 +0900</pubDate>
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         <title>アメリカツアー報告記（その１）</title>
         <description>ただいま！無事帰国しました！
といっても随分前、８日には帰国していたのですけれど、そのあとも本番が続いていて（クローズなものでしたのでご案内できませんでした。）・・・失礼いたしました。

今思い出しても夢のような旅でした。
私の演奏家としての歩みの中に、生まれて死ぬまでの道に、ひとつの碑として深く刻まれる演奏旅行でした。

今回、このツアーが実現するために、本当にたくさんの方々のおちからをいただきました。
それはもうどんな風にお礼を申し上げても足りません。
ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。
心から、ありがとうございました。

９月３０日（火）
成田空港より出発。
日本から持ち出す楽器は、筝２面、十七絃１面、楽器を置く台３台、そして箜篌１台。
出国の際、箜篌が大型の検査台も通らないほど大きなものだったので積込みぎりぎりになって呼び出しを受け、私が立ち会ってその場で梱包を開き検査することになりました。
そのせいで（たぶん・・・）飛行機の出発時刻が少し遅れたような・・・ご迷惑をおかけしました（汗）

そんなこんなでギリギリまでバタバタとしていたにも関わらず、飛行機の中では相変わらずの爆睡。
いつもながら離陸すら知らず、もちろん映画鑑賞もなし。というか、お食事のとき以外はずっと眠っていました。

ワシントンに到着して会場を下見。楽器は無事！（ひと安心。）
お天気もよく、いい雰囲気。ワシントンは緑も多くて、さわやか。

１０月１日（水）
ワシントンＤＣの日本大使館でアレクサンドラ・デボグレーブ女史の詩集出版記念と私の演奏。　
政財界やアメリカの文化の中心にいらっしゃる方々がお集まりになっていて、日本の方はほとんどいらっしゃいませんでした。
私が演奏する場所の背景には、ガラス越しに見事な日本庭園が見えて、天井の高い大使館に筝の音はとてもよく響きます。

こんな晴れやかで華やかな場所で演奏できることを光栄に感じながら、同時に日本という国を思いながら静かに演奏を始めました。

建物の外で鳴っている音が聞こえるほどお客様が耳をすませてくださっているのが伝わってきます。

筝の音は、空気を動かして波を作っていきます。
時には心に沁みわたるのを待つようにゆっくりと間をおいて、時にはたたみかけるように激しく・・・。
この日は着物を着て沢井先生の作品「楽」を演奏しました。

終わったあと、どれだけたくさんの方々に声をかけていただいたことでしょう。
すばらしかった！美しかった！感動しました！あなたの手はどうなっているの？どれくらい弾けばそんな風に弾けるようになるの？・・・と、そんな風に１００人以上の方々に声をかけていただいたと思います。

手を引かれて歩いていたある小柄な老婦人に手を握られ、抱きしめられて、「すごくよかったわよ。絶対今日のことは忘れないわ。あなたの今日の演奏はすばらしかった。でも、それはあなたの音楽がきれいだっただけじゃない。あなたの心がきれいだったのよ。」と言ってくださいました。

私も一生忘れません。そして、今の気持ちを一生忘れないで努力します・・・

１０月２日（木）
お昼前にホールに入って、セッティングや照明を決め、サウンドチェック。
楽器たちも飛行機の移動で疲れているので、音をゆっくり鳴らしつつ、ホールになじんでいけるように調整していきます。
そして、即興演奏をどうしようかな・・・。

誰もいないホールでたったひとりですごす時間。空っぽの客席と、一緒に海を渡ってきた楽器たち。
このひとりの時間がとても大切で、大好きな時間。
ことばはないけれど会話はある。ひとりだけれどひとりじゃない・・・そう思える時間です。

プログラムは全曲ソロ。
１時間半、中間に少しスピーチをはさむものの、舞台からはけることなくずっと演奏し続けるというのは音楽のコンサートではほとんどないことです。
チューニングも含め舞台裏や幕裏でやるべきこともすべて舞台上でやりつつ進行していくことは、自分自身だけでなく聴いてくださる方にも集中力や心地よい緊張感が必要で、また逆に力が抜けてリラックスした状態でないとつらいものになってしまいます。

さて、いよいよ始まります！

つづく
















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         <pubDate>Fri, 17 Oct 2008 00:20:52 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>明日から</title>
         <description>明日からアメリカへツアーに出発です！
応援してくださった皆様方、ご尽力ご協力くださった皆様方に心から感謝申し上げます。

海外公演は今まで何度もありましたしリサイタルもありましたが、今回は初めてプログラム全曲ソロ作品で、しかも３ヶ所（ワシントン・ニューヨーク･シカゴ）をツアーでまわります。

世界のいろんな国で演奏したい。というのが私のこどもの頃からの夢でした。
そうしていろんな音楽や文化や生活に触れ、たくさんの人と出会い、そこから何か新しいものが生まれ、新しい世界が広がったならどんなにすてきだろう！と思っていました。

身近で親しいひとたちの前で演奏するときも、遠く見知らぬ国で初めて出会う人たちの前で演奏するときも、いつだって、筝に向かっているときは同じ。
音を紡ぐときはたったひとり。
聴いてくれているひとたちの心のひとつひとつに向かって、伝え、届けます。

うれしいことを一緒に喜べるように。
かなしみやさみしさを少しは和らげることができるように。
ひとりぼっちじゃないよ。と優しく話しかけるように。

そして、生きていることはとてもすばらしいと思えるように。

そんな音楽を奏でることができたら。と思っています。

行ってきます！



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         <pubDate>Mon, 29 Sep 2008 20:30:31 +0900</pubDate>
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            <item>
         <title>音楽について思うことを少し・・・</title>
         <description><![CDATA[久しぶりに今日は鎌倉の我が家のまわりを散歩しました。
まだまだ日中は暑いので夕方になってから、秋の兆しを感じたくてデジカメを片手に出かけました。

ハギ、フヨウ、ムラサキシキブ・・・・
<a href="http://www.nishi-yoko.com/photo/2008_0907%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%B3%E9%A6%99%E6%B8%AF%E9%8E%8C%E5%80%890028.JPG"><img alt="2008_0907ロンドン香港鎌倉0028.JPG" src="http://www.nishi-yoko.com/photo/2008_0907%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%B3%E9%A6%99%E6%B8%AF%E9%8E%8C%E5%80%890028-thumb.JPG" width="200" height="150" /></a>

<a href="http://www.nishi-yoko.com/photo/2008_0907%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%B3%E9%A6%99%E6%B8%AF%E9%8E%8C%E5%80%890035.JPG"><img alt="2008_0907ロンドン香港鎌倉0035.JPG" src="http://www.nishi-yoko.com/photo/2008_0907%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%B3%E9%A6%99%E6%B8%AF%E9%8E%8C%E5%80%890035-thumb.JPG" width="200" height="150" /></a>

<a href="http://www.nishi-yoko.com/photo/2008_0907%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%B3%E9%A6%99%E6%B8%AF%E9%8E%8C%E5%80%890037.JPG"><img alt="2008_0907ロンドン香港鎌倉0037.JPG" src="http://www.nishi-yoko.com/photo/2008_0907%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%B3%E9%A6%99%E6%B8%AF%E9%8E%8C%E5%80%890037-thumb.JPG" width="200" height="150" /></a>

秋は確実に来ていました。

散歩の途中から急に空が真っ暗になってきて、湿気がたちこめ、遠くで雷鳴が聞こえました。
ぽつぽつと降り出した雨がだんだん大粒になり、かさを持っていなかったので家に着く頃には全身びしょぬれでした。
線路沿いの道を走りましたが、途中から雨に濡れることがとても心地よく感じて走るのをやめました。
黒い雲と遠くで聞こえる唸り声のような轟きと、そして肌にたたきつける水の粒。
雨は恵み・・・

家に帰りついた途端にさらに雨は激しくなって、空は稲光で時折目を開いていられないほど明るくなり、タオルを片手にベランダに出て山の方を眺めていました。

自分の中に何かが押し寄せるように湧き上がってきてどうしようもなく出口を探しているとき。
その何かはさまざまな感情のかたまりなのかもしれないけれど、それはもうプラスもマイナスものみこんだひとつの大きな火の玉のようで、ぐるぐるまわって転がって出て行く先を探して暴走していきます。

そんなときはありませんか？

自分の中にある太陽のようなもの。マグマのようなもの・・・・

もし、音楽という表現手段がなかったら私はこのかたまりにきっとおしつぶされていただろうと思います。
ことばにして誰かに伝えるには、ことばが足りなくてもどかしく、だからあきらめてしまう・・・だけど、音の中にいるときはとても自由でのびのびと本来の自分でいることができました。
今もそれは変わりません。

自然（大自然じゃなくても自分の近くにある空や風や水や木々や草花でも・・・）と接しているときと音楽の中にいるときは同じ気持ち。
ことばにならないことばを素直に伝えることができて、なにもない向こう側を感じることができるからです。

今日の激しい雨は、きっと外側から私を冷却してくれたのでしょう。

６月のリサイタルを終えて、それから７月には香港で演奏をして（またご報告します！）、１０月にはアメリカツアーが待っています。（詳細はまもなくスケジュールにアップしますね。）

今日は香港のご報告をしようと思ったのに、なんだかよくわからない日記になってしまいました。

正体不明のかたまり・・・それは情熱であり、エネルギーのもとなのかもしれません。そして、それが生命の火なのかもしれません。
感動して、心が動いて、小さなすきまが開いたなら、そこから涙とともにほとばしるように流れていくものってありますよね？
きっと留まってしまってはだめなのでしょう・・・

詰まってしまった心、固まってしまった心を動かすもの。溶かすもの。
すきまをあけるためのもの。

音楽ってもしかしたらそういうものなのかもしれません。

そして、自然はあまりに広くて大きくて遠くて途方もなくてはかり知れません・・・でも自分の中にあるちいさな自然と呼び交わす瞬間があるように思います。

<a href="http://www.nishi-yoko.com/photo/2008_0907%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%B3%E9%A6%99%E6%B8%AF%E9%8E%8C%E5%80%890042.JPG"><img alt="2008_0907ロンドン香港鎌倉0042.JPG" src="http://www.nishi-yoko.com/photo/2008_0907%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%B3%E9%A6%99%E6%B8%AF%E9%8E%8C%E5%80%890042-thumb.JPG" width="300" height="225" /></a>

<a href="http://www.nishi-yoko.com/photo/2008_0907%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%B3%E9%A6%99%E6%B8%AF%E9%8E%8C%E5%80%890045.JPG"><img alt="2008_0907ロンドン香港鎌倉0045.JPG" src="http://www.nishi-yoko.com/photo/2008_0907%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%B3%E9%A6%99%E6%B8%AF%E9%8E%8C%E5%80%890045-thumb.JPG" width="300" height="225" /></a>

雨待ちて・・・　































]]></description>
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         <pubDate>Sun, 07 Sep 2008 18:38:37 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>秋の便り</title>
         <description>またまた更新がなかなかできなくて、読んでくださっているみなさま本当にごめんなさい・・・
８月も今日で終わりという日になってすべりこみ更新とは・・・（泣）

いつも言い訳するのが心苦しいですが、８月は３回も和歌山と鎌倉・東京を往復したので、文章を書く余裕がありませんでした。

まずは、リサイタルのご報告をお約束していました・・
もう２ヶ月も前のことを今さら・・・ですが、今さらだからできるご報告リポートをお届けしますね。

６月のリサイタルは、私が「face」というコンサートシリーズに続いて立ち上げた「LETTER」というシリーズの中のひとつのコンサートでした。
昨年度は、四季折々に街のお花屋さんでちいさなコンサートを開いてきました。苦手なお話も交えつつ、古典の編曲から即興演奏、宮城道雄・沢井忠夫作品、現代曲などを演奏し、気楽に筝のいろんな面を近くで体験していただこうというものでした。
楽屋もなく、リハーサルもできなくて、外の雑音は聞こえるし、コンサートとしては全く条件の整わない環境で開きました。

「face」のシリーズは、筝の楽器としてのあらゆる「顔」を、そして、演奏家としての自分のあらゆる「顔」を取り出して、その中からまた新たに何かを発見し、生み出していこうというコンセプト。

その後、２年ほどのブランクがあって、「LETTER」というシリーズを立ち上げました。
音楽や自分がどうやって社会と関わっていくものなのかということを考えるようになったからです。
音楽は、「届けるもの」なのではないだろうか・・・ということから「LETTER」というタイトルのシリーズにしました。

その宛先は、聴いてくださる聴衆のみなさまであり、愛するひとであり、自分自身であり、そして「祈り」ということを思えばそれはかみさまであるし、自然の中の大いなる何かでもあります。

お花屋さんで開いたわけは、まずコンサート会場から飛び出たかったということ。
もっと日常に、もっと身近に、音楽があってほしいと私自身が思いました。もちろん、電車に乗ればヘッドフォンやイヤフォンで音楽を聴く人はたくさんいるし、そうやって音楽を聴くことを否定する気はありません。
だけど、生の音を近くで聴いてほしいと思いました。
演奏会は、演奏家ひとりで作れるものではありません。まず、環境があり、制作スタッフがいて、聴いてくださるお客様がいて、さらに、それぞれが相互に関わりあってできるものです。
「雰囲気」ということばがありますけれど、それはまるでいくつかの絵の具を混ぜ合わせてあるひとつの色を作るようにできていくものだと思います。

お花屋さんというコンサートを開くには整わない環境の中で、演奏家としてどうやって音楽を届けていくかということは思ったより大変でした。
自分の考え方や感覚さえまるごと変えなければならないような状態でしたから・・・
でも、その経験が大きく私を変えてくれました。
どんなところでも音楽を届けることができるというひとつの発見です。

４回にわたったこのお花屋さんでのコンサートは、あたたかいお客さまの応援がありました。
私が感じたとまどいを共有し、考え、発見し、おつきあいくださったことに感謝の気持ちでいっぱいで、そしてまたその力があったからこそ私自身も大きく変わることができたのだと思います。

６月はそのリサイタルの経験を踏まえ、映像とのコラボレーションという新しい試みをしました。
終演後、賛否両論たくさんのご意見やご感想をいただきました。
同じものを見て聴いてこんなに相反する感じ方や考え方があることは、企画した段階でなんとなく予想はしていたけれど、それ以上のものでした。

もちろん、ご批判もあるだろうと思いましたけれど、それでも私は新しいことに向かいたかった。

今回のリサイタルは、スタッフもたくさんいて、さらに映像とはほとんど打合せなしの即興的なものでした。そのどれもが私にとっては初めてのことでした。

音楽や演奏のスタイルは変わらないけれど、パッケージが変わるとどうなるのだろう？
たくさんの人が私の音楽にどうやって関わって、それはどんな風に開かれていくのだろう？
それを受け取るお客様は？

もちろん音楽が開いていく必要があるのか。とか、それが開いていくということなのか。ということにはたくさんの考えがあるでしょう。
だけど、今の私はどんな人にも開いた音楽（音楽の種類ではなく、演奏として）を自分から発信したかったのです。
そのきっかけを作りたかったのです。

８月に入って、私の教室の生徒さんたちのおさらい会があり、さらに高校生たちのコンクールがありました。
そのひとつひとつの演奏に詰まったそれぞれの人の思いをたくさんたくさん感じながら、音楽のすばらしさをあらためて感じ、感謝し、音楽家として生きていられる幸せを心から感じていました。

３年前に、沖縄をひとりで旅行したときに、タクシーの運転手さんが私に言ってくれたこと。
「音楽が好きな人も得意な人もたくさんいるけれど、それで生活できる人はやっぱり特別でしょう。誰にでもできることじゃない。だから自分のためだけに歌ったり、弾いたりしているんじゃなくて、いろんな人のためにやらなくちゃならないことがあるんじゃないかと私は思うよ。」
涙が止まりませんでした・・・・

それがどんなことなのか、どうすればいいのか・・・私にはまだはっきりとはわかりません。

パッケージがどう変わっても、届けるタイミングがどう変わっても、手紙の中身の中身はずっといつも同じ。
そして、まっすぐ届けたいという気持ちも。















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         <pubDate>Sun, 31 Aug 2008 21:40:11 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>シリキレトンボタダイマ・・・そして、「演奏家」について</title>
         <description>ロンドンのご報告が途中のまま、シリキレトンボはレッスンと演奏のために和歌山から海外に出かけており、つい数日前に帰国いたしました！

・・・というわけで、ずっと更新できなくて・・・
いつも応援して読んでくださっているみなさま。ごめんなさい！
リサイタルのご報告にもまだ至っていないのですよね。(&gt;_&lt;)

さて、猛暑が続きますね。
どこへ行っても、どんな移動でもすぐに眠れる特技を持つ私は時差ボケがほとんどないのですが、気がつくと食生活が乱れ、運動不足だったりして、からだがなんとなくぷよぷよとなまっていることに気づきます。
で、ここ数日前からからだづくりと称してストレッチを念入りにしてみたり、生活パターンを少し変えてみたりしています。
スタミナ不足はもちろんよくないけれど、無駄なものがつきすぎると感覚も鈍くなって、伝達能力が落ちるような気がします。だから、少しからだを引き締めるための努力をします。

演奏家はある意味スポーツ選手やダンサーと同じではないかしら。
もちろん練習が大切ですけれど、実はからだ全体のしなやかさや重心の確かさ、感覚にすばやく反応できる瞬発力など自由な表現のためには指先だけでなく全身の身体能力が必要なのですよね。

そして、それは身体に限らず心も。かな？
やわらかで透明な心、アンテナは錆びつかないようにいつも磨いていなくちゃいけないでしょう？

演奏だけするならそういう本能的な感覚だけを磨けば十分なのかもしれないけれど、演奏家が職業になったとき、それが人々や社会と関わっていくために「考え」なくてはならなくなるのかもしれませんね。

・・・・と、そんなことを考えつつ、ロンドンのご報告は最終回。

コンサートの会場は古い教会。
お昼前からリハーサル開始。ソロの曲をひととおり弾き終えて筝カルテットの曲に。
初めて会ってから３回目のリハーサル。
時々は冗談も飛び交うようになったし、なにより音楽で遊べるようになってきたのが嬉しい！
ジプシーの曲などは自由度が高いから、みんなだんだんいろんな手を駆使して「どうだい？ついてこれるかい？」「それはやりすぎでしょ（笑）」「見よ！コントラバスの底力！」「あらあら、お筝はいつも優雅でたおやかで、だけどちょっと意地悪だったりするのよー。」「みんな勝手なことばかり！やってられない・・・（と、いじけるピアノ）」「あくまで主役は僕（と、マイペースなヴァイオリン）」という風に演奏者も楽器も会話を始めます。
さあ！いい調子！本番よろしくね。とみんなで握手！（きっとうまくいく！！！）

本番は、２００名ほどのお客様で満席。
前半はソロのみ。筝の音は心地よく教会の隅々に行渡り、高い天井から降ってきて、空間を満たしていきます。音楽を楽しみ、味わおうとしている人たちの心はスポンジみたいにやさしくやわらかく私の一音一音を吸収し、溶けていくようでした。私は、「うれしい」というよりは、「ありがとう」という感謝の思いに包まれていました。

後半はいよいよ筝カルテットによる演奏。
前半の全身白のドレスからピンクの華やかなフレアのワンピースに着替えて、思いきり自由に派手に楽しみました！もちろんメンバー全員はじけました！
お客様もリズムにのってからだが動いていました！
リハーサルでは微妙に合わなかった超絶技巧のフレーズも見事にフリーパス！（やったね！ってウインクしたくなる気分でメンバーと目を合わせてニッコリ！）
からだでリズムを取って、みんなの目を見て、ほとんどダンスしているみたいに弾いていました。

最後の曲を弾き終えたら、たくさんの拍手！拍手！拍手！
カーテンコールがあって、アンコール。

盛り上がりました！よかった！ウレシイ！！

その後、ワインをいただきながらレセプション。
私に英会話を教えてくれていたロンドン大学の先生も教え子を連れてきてくださっていました。バタバタで連絡もできなかったのに・・・最高によかったよ！とハグしてくれました。
作曲家の友人もかけつけてくれました。
そしてそして、お筝を見たこともない、聴いたこともない人たちがたくさん！
お筝ってすごいんですね！あなたの手は一体どうなっているの？握手してください！そんなことばに囲まれてほんとに幸せでした。
みんなが言ってくれたことばで多かったのは、「エレガント＆パワフル！」

ロンドンご報告は、ハッピーエンド(^_^)

「エレガント＆パワフル」に生きていきたい！
そんなことを思いつつ、さて、いよいよ東京・神楽坂のリサイタルへと話は続きます！

















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         <pubDate>Sun, 27 Jul 2008 17:06:39 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>ロンドン・チェルシーフェスティバル</title>
         <description>七夕も終わりました。
みなさんはどんな願い事をされましたか？

七夕の前日の夜、ちょうど日記を書き終えて真夜中にベランダに出てみたら、霧が深くて、いつもははっきり見える山々も白いけむりの中に隠れてしまっていました。
霧の夜。
視界がどんどん狭くなり、すっぽり白いベールに包まれてこのままどこかへ連れていかれるのではないかしらと思うほどでした。
しばらくベランダの手すりに頬杖をついて、山や川や道を眺めていました。
白い霧の中から見え隠れするかすかな木々の気配、緑の葉のささやき、どこからか聞こえる人の声、物音、せせらぎ、虫の騒ぎ・・・
時折、川面をなでるように、すべるように、霧の裾が通り過ぎていきます。
まるで、生き物みたいに霧は動きます。
ひとしきり視界を遮り、やがてどこかに吸い込まれるように薄くなって、正体を失い、どこかにあっけなく去っていきます。
夢のように・・

さて、つづきのお話。
ロンドンでのプログラムは、前半は筝のソロのみ。筝のために書かれた古典から現代までの作品。筝の伝統の系譜を辿ってもらえたらと思いました。
後半は、ラヴェル・シューマン・モーツァルトの美しい作品とクレズマー（ユダヤの民族音楽）やジプシーのにぎやかでノリのいいちょっとハチャメチャな要素もありのプログラム。
衣裳も、前半は白の全身を覆ったシンプルなドレス。後半はピンクで裾に白や緑や水色のフリルのついた華やかなワンピース。

そうそう、その後、演奏はどうなったか心配ですよね？（笑）

楽譜に関する行き違いがあったことは大問題で・・・
でも、なんと！みなさん夜なべをして（夜なべって英語あるのかしら？）ＣＤから音をとって楽譜をおこしてくださったのです！！！（涙）
ようやく最後までとりあえずは通せるようになりました。

さて、それが前日。
明日は、もう本番。

仲良くなったでしょ？通せたでしょ？
それだけで音楽がいいわけないですよねー。

まずは音程の問題。
クラシックの曲は、やっぱりみんなで揃わないと、特にラヴェルなんかは４人で弾く場合きちんと合っていないと和音の美しさが出ないから、合わない音を拾って、みんなで音出し確認。ピアノが入るからピアノにともかく合わせましょう！と打合せ。
ジプシーやクレズマーはちょっと壊れていた方がいいから、はずしてもいいよ。わざとはずす必要はないけど、はずれてもお構いなし！

そして、ノリの問題。
筝でクラシックやジプシーの曲を演奏をすること自体が邪道（笑）。
だったら、オリジナルを気にしたってしょうがないし（所詮オリジナルにはなれっこないのですから）、筝の、生粋の日本人のノリで、私のノリで行かなくちゃ！
ラヴェルの曲は、少し東洋の音楽の影響を受けているから、逆にそこで遊んじゃって、筝独特の音を入れたり、全体の速さも筝の音にあわせて本来の速さとは随分違ったを思います。あっさり進んだり、少し揺れたり、長い時間をかけてのっていったり・・・曲を素材にしてしまって、だけど作曲者が大事にしている核の部分はもちろんしっかり受け止めたつもりです。
ジプシーやクレズマは、もう遊んで遊んで、本番には何があるかわからない、フェイントあり、突っ走ることもあり、ドジってもみんなで笑おうね！そんな感じです。それでみんなで音楽にしていくには、みんなが仲良く、思いやりをもちながらいたずらっぽくキュートでなければね！

作曲家の伝えたいことは、細かいテンポや正確な技術や音程、リズムではなく、それを超えた向こう側にあるかたちにならないもの。

筝でどうしていろんなことをするの？
クラシックや民族音楽のアレンジをやって一体なんの意味があるの？

そういうことをよく聞かれたし、自問自答もくりかえしてきました。
好きな音楽を自分の楽器で弾いてみるとどうなるだろう？そんな好奇心から始まって、やってみたら、こんなことも取り入れるとおもしろいかも！ここはこうしたらきっとステキ！そんな風に工夫が始まって、できあがったら、すっかりお筝にしかできないものになっていた！
意味はないかもしれません。
遊びに意味なんかないでしょう？

そうやって無邪気に遊ぶときもあれば、筝の響きにじっと深く聴き入りながら次の音を紡いで、その空間を染めていく、そういうとても静かな音楽のときもあります。

ひとつの顔じゃなくちゃいけませんか？

やりたいことを素直にやって、その瞬間瞬間がかけがえのないもので、自分のすべてがそこにあるなら、きっとその音楽が伝わっていくものではないのかな・・

いろんな顔があっていいでしょ？
それが全部私自身なら・・・

白い霧は、瞬間の舞台を作りあとかたも残さず消えてしまう。
それは少し演奏家の存在に似ているのかもしれませんね。

さて、ロンドンでの本番。
そのご報告は次回に。（でも、ここまでのご報告の方がたぶんおもしろいかも・・・笑）





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         <category></category>
         <pubDate>Tue, 08 Jul 2008 22:34:54 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>ご無沙汰してしまいました・・・・</title>
         <description>更新したいと思いながら、ずっとできずにいて、今夜ようやくできると思って日記を見てみたら、最後に更新したのは５月でした！
ビックリ！！！

結局６月は全く更新しなかったことを知って、ショック！（涙）水無月はいずこへ～？
いつも読んでいてくれるみなさま、ほんとうに失礼いたしました。

６月は今まで生きてきた中で一番多忙で、スケジュールは綱渡り的なものでした。
どこからご報告すればいいかな・・・

６月はじめに海外に行って、森の会の演奏会の前日帰国、翌日森の会本番。それから、和歌山に帰り、ロンドンでリサイタル、東京でのリサイタル前日帰国、翌日リサイタル昼夜２公演本番。
いろんな方々のご協力と支えがあって、どれも無事に乗り切ることができました。
お世話になったみなさま本当にありがとうございました。

体力と集中力・・・・・これがどこまで持つかなあと思いましたが、生来の「なんとかなる」という楽天的で脳天気な性格と、どこでもいつでも眠れるという無神経さが幸いしました。

ロンドンでは、現地のミュージシャンとの共演でしたし、楽譜も整っていない状態で、ピアノ・コントラバス・バイオリン・箏のアンサンブル。曲がわかっているのは私だけ。
最初のリハーサルは、悲惨・・・どの曲も最後まで通らず、おまけに勘違いで楽譜がちがっていたり、届いていなかったり、練習にほとんどならず・・・・リハーサルはあと明日と本番直前の２回だけ。ああ、一体どうなるのー？

ソロの曲は当然練習するひまなし（泣）

もう絶望的な気分には一応なっているものの、どこかで「なんとかなるでしょ。」とささやくちいさな天使？の声が聞こえます。

できることはなんだろう？

思いついたことは、音楽的なことではありませんでした。
ともかく、「仲良くなろう！」ということ。
英語はほとんどできないし、どうやって？

まずは、元気に挨拶をして、ありがとう。と、どうか一緒に楽しくやってね！というお願い。
練習して、こうしてほしいと思うことは率直に遠慮なく言って、よくなったら大きな声で「ＯＫ！ＧＯＯＤ！」と態度をはっきりわかりやすく伝えること。そして、明るくなるような雰囲気作り。

テンポはこうしてね。ここは私に合わせてね。ここは私が合図するからね。もっとハチャメチャに自由に壊れたみたいに弾いてみて。。。。。
判断と決断をすばやく、わかりやすく伝えること、それに対する反応も同様に。そうすることで徐々にコミュニケーションが取れてきて、音楽もまとまって楽しくなってきます。

日本では、「察する」ことが大切で、そうすると相手の気持ちを読みすぎたりして、どんどん内側に籠ってパワーがなくなってしまうことがあります。その点、外国だとことばがわからないことが幸いしているのか、言語そのものがそうなのか、そういう遠慮や憶測の必要がなく、逆にそうしていると何も始まらないし、気が楽なように思います。
こんなことを言ったら言い過ぎかな・・・とか、今の言い回しは相手を傷つけてしまったかな・・・とか、私の英語ではそんなことを考える余裕もないし（笑）、そんなことは気にせずともかく伝えることが大事ですから。

さあ、そんなわけで、モトキさん（ピアノ）、マイケル（バイオリン）、アラン（コントラバス）と私の４人のジプシーもどきのあやしいにわかバンドが結成されたわけです。

このつづきは次回に。
まずは、ご無沙汰してしまったことのお詫びのご挨拶かたがたの本日の日記でした（深謝）






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         <pubDate>Sun, 06 Jul 2008 00:52:05 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>私のアルバム</title>
         <description>日々の予定に追われ、気がついたら、もう今日で５月が終わってしまうのですね！（汗）
すべりこみで更新・・・なんだか最近このパターンだなあ（うっ。。）

我が家のかわいいツバメくんたちも晴れた日には、すごいスピードで道路の上をシューッシューッと飛び回っていますが、雨の日はおとなしくしています。
裏の川は緑がこんもり。今年は鳥の鳴き声が夜中でもしていて、カルガモや白鷺？ウグイス、ツバメ・・・ともかく鳥たちがいっぱいいます。

日常のできごとといえば、熊野で出会った方々からお写真を送っていただいたり、電車で年配の女性に席を譲ることが多くてそのお礼にとキャラメルやガムをいただいて洋服を誉めてもらったり、見ず知らずの人との交流がたくさんありました。
移動が多かったからですね。

そして、芸大の生田流箏曲の同窓会組織である森の会のリハーサルでは、久々に先輩や同級生、後輩と会って、どの学年がどうだったという話に花が咲きました。

私の暗黒の芸大時代（笑）の記憶が甦りました。

芸大の中のことはなんにもわからずに運よく入学してしまったので、課題に出される曲はほとんど見たことも聴いたこともない曲で、しかも最低でも１０分くらいはある古典が中心。
そして、なんと！それを１週間で暗譜しなくちゃならないような過酷なレッスン。

お筝の楽譜は漢数字で書かれているのですが、それが四六時中頭の中をぐるぐるまわっていて、汗も涙もすべて漢数字のようで、息をしても口から憶えたばかりの楽譜の数字が漏れて出ていきそうでした（笑）
眠っていても夢の中でお筝を弾いていて、途中でわからなくなって、飛び起きて電気をつけて楽譜を確認したりして・・・。

朝は早く行って、大学の食堂で朝食のパンを買い、練習室にこもって練習。
地味な（笑）蒸しパンとサンドイッチと甘いカフェオレが定番でした。
上野公園を歩くと、レッスンが憂鬱で下を向いて歩いていた白い早朝を思い出します。

帰り道、たまに友達とあんみつ屋さんに行くことくらいが楽しみで、いつもさっさとうちに帰っていたので、ほとんど遊びに行った記憶がありません。
華やかな大学生活とはほど遠い地味な毎日でした。

そんな手探りの状態で学んでいった４年間。
何かをつかむまではすごく時間がかかったけれど、その分濃くて充実した４年間でもありました。
卒業時に思いがけず、御前演奏に選んでいただいたのはうれしかったなあ。。。

小学校から大学まで友達と遊んだ記憶はほとんど無くて、流行には極めて疎かったです（笑）。
思い出を辿ると、小学校の頃ひとりで寄り道をして眺めていた景色や遊んだれんげ畑、高校時代通学路を自転車でかけぬけた時の風の感触とか、大学時代練習室から見えた夕陽や富士山、そんなことばかり。

でも、そこに重なるのは「想い」。

高校時代、自転車で風に吹かれながらきっと将来の夢を想っていました。希望に満ちてあの坂道を毎日上っていました。
大学時代、真っ赤に染まった夕焼けの空を見ながら、こんなことに負けないでがんばらなくちゃ！と自分を勇気づけていました。
中学時代、思春期に読んだ本の中に出てくる恋愛にほのかな憧れをもって、きっと空を眺めていました。
小学校の頃は、やっぱりおかあさんに草花を届けたいと思ったのだろうと思います。

今も変わらない。。。
私の記憶はいつだって想いと風景が重なって、よりあざやかに、より深く、刻まれていきます。

明日から６月。水無月ですね。













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         <pubDate>Sat, 31 May 2008 21:21:24 +0900</pubDate>
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         <title>夏のきざし</title>
         <description><![CDATA[今日は連休の最終日。とてもいいお天気でした。

５月になりましたね。皐月（さつき）という呼び方が一番なじみ深いですけれど、菖蒲月（あやめづき）とか早苗月（さなへづき）という呼び方もあるようで、聞いただけで目の前に風景が広がります。
自分でつけるとしたらどういう呼び方が５月にはピッタリかしら？と考えてみたり・・・

「きみどりづき（黄緑月）」とか「かぜさやぐつき（風さやぐ月）」とかかな・・・

あんまりお天気がよかったので朝からベランダにお布団を干して青空をしばし眺めていると、カエルの声や川の水の音、風で木々の葉が揺れる音、ただいま修行中のウグイスの鳴き声が聞こえてきます。

そういえば、今年もまたツバメが我が家のベランダに帰ってきて、せっせと巣を作っています。パソコンを打つ横で、藁をくわえて忙しそうに行ったり来たりしている様子がちらちら見えるんです。
たまに、ベランダの手すりを横歩きしているツバメくんを鳴きまねしてからかってみると、わらをくわえたままキョトンとこっちを見ています。

今日は鎌倉駅まで散歩に出かけました。
私が通る道はあまり人通りのない静かな切通しと言われる小道。春に通ったときのことを思い出しながら、風のにおいはもう夏に変わっていることに気づきます。若葉が伸びて、春には明るかった道が葉っぱで影になってお昼なのに少し暗くてひんやりします。
風が吹くと、ばさばさと木が揺れて、葉っぱのこすれる音でいっぱいになって、小さな山の谷間の小道はタイムスリップしそうです。
重なる葉のすきまに抜けるように青い空が見えて、光がさしこんで、葉の重なりの濃淡が影絵のようでした。

自分の息の音が風にまぎれて、ちいさな渦ができます。
こうしていると、自分がここに存在していることが不思議になります。

生きていることは幻想なのかもしれない・・・

先日大阪大学でお話と演奏をしました。法学部の学生さんが半分くらいで普段はほとんど接点のない方々との交流はとても興味深く、有意義で、楽しいものでした。
学んでいるそれぞれの知識や技術はちがっても、もしかしたら、それらはすべて人間としての生き方や幸福につながっていくものなのかもしれませんね。

もうすぐまた次の万葉集の勉強会がやってきます。今回は私も発表しなくてはなりません。
ちょうど和歌山で有間皇子が歌った挽歌が私の担当。

磐白（いはしろ）の濱松が枝を引き結び　まさきくあらばまたかへり見む
家にあれば笥（け）に盛る飯（いひ）を　草まくら　旅にしあれば椎の葉に盛る

有間皇子はこのあと藤白峠で悲劇の死を遂げます。
藤白のあたりは私の家からもそう遠くなく、藤白神社は何度も行ったことがありますし、教室のおさらい会の下合わせで場所をお借りしたこともあります。
今は高速道路の脇の道を入ったところにありますけれど、ひなびた趣で静けさに満ちた大きな神社です。

万葉集は私の家のごく間近で詠まれている歌も多く、今は当然その頃とはまるで違った環境ですけれど、ここから見る空や月、そして風は変わりなく、土や石にそのかすかな記憶が残っているかもしれないなどと思ってしまいます。
そんな環境の中で生まれて育った自分の中にも何かが残っているのかもしれないなどと少し期待したりして・・・（笑）

芥川龍之介の全集を買ったことも思い出し、今日は引っ張り出してきて、読み始めました。

風景や物に沁みた記憶。
それらが時折とてもやさしい風になって私の中を吹き抜けていきます。

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         <pubDate>Tue, 06 May 2008 22:16:23 +0900</pubDate>
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         <title>とりとめのない４月のご報告　その２</title>
         <description><![CDATA[明日で４月が終わってしまう！（汗）
すべりこみで４月のご報告のつづき・・・

６月には３つの大きなコンサートがあって、まずはそのお知らせを簡単に。

●６月７日（土）第一生命ホール（東京・晴海）にて、森の会（芸大邦楽科生田流箏曲専攻の卒業生による演奏会）、今回は沢井忠夫作品集。
●６月２６日（木）ロンドン・チェルシーフェスティバルにて、西陽子ソロコンサート
●６月２９日（日）神楽坂・セッションハウスにて、西陽子ソロコンサート「ＬＥＴＴＥＲ　２００８」２回公演（当初は２８日の予定でしたが、２９日に変更になりました！）

そのコンサートの打合せやリハーサルで、共演者やスタッフ、協力してくださる方々とお会いしておりました。
６月２９日のコンサートは昨年のシリーズの続きで、少し大掛かりになり、プログラムは高橋悠治さん・斎藤徹さんの新作初演や復元楽器・箜篌（くご）の演奏（曲は三輪眞弘さんの「蝉の法」）、沢井忠夫作曲「楽」、私自身の即興演奏です。そして、今回は兼古昭彦さんによる美術映像演出。いろんなお話の中からどんどんイメージを膨らませてくださっていて、新作発表と彼とのコラボレーションが今回の核になっています。
コンサートの新しいかたちをみなさんに体験していただけると思っておりますので、是非ご来場くださいませ！

そんなわけで、ロンドンで共演する音楽家の方々とも東京で初顔合わせがあり、新しい出会いもたくさん。また、森の会は同窓会ですから、懐かしい友人や先生方にもお会いしました。
忙しく動き回りながら、自分の音楽や活動について、あれこれと考える日々でもありました。

そして、またまた急に熊野に１泊の旅にひとりで出かけました。決めたのは１週間前！なんとなく今行かねば！という気持ちになったので・・・。

出発から波乱含み。
「今朝は珍しくちょっと余裕だなあ。」と思いつつ早朝出発。でも、この余裕があるときに限って必ず何か起こって結局余裕がまるでなくなるのが私のパターン（泣）。今回もやはり例にもれず・・・
ん・・・なんだかいや～な予感はしたのですけどね。
電車に乗ったらまず一駅進んだところで、放送が入り山手線がストップした模様。「まあ、都内だし、だいじょうぶだよね。」と思ったら続いて東海道線がストップ。我が横須賀線は、東海道線と途中から並行して走っているので、そちらのお客さんが横須賀線に殺到。大混雑！
「つぶれちゃうよ～」というくらい人がいっぱいで、ドアは閉められず、電車はどんどん遅れていきます・・・・（あー。もう、どうなるのー？！）

なんとか横浜に着いてホームに降りたら、すごい人で一歩も動けず。ホームの上はフリーズ状態！みんな固まってしまってる！私も固まらざるをえず、フリーズしながら空を見上げ、時計を見つめ、「さあ！どうするどうするー？」と考えます。（ま、まずは京浜急行に乗らなきゃ！）

で、ようやく階段を降りて改札を抜けて京浜急行の乗り場に行こうとすると、振替輸送のために改札付近は行列ができていて、駅員さんが縄を張って整理している・・・（もう搭乗４０分前。これに並んでいたら絶対間に合わない！バスは乗り場もわからないからタクシーしかない！）

はしるはしるー！タクシー乗り場に直行。やっと順番がまわって運転手さんにお願い！運転手さんは「だいじょうぶでしょう。高速使えばぎりぎり間に合いますよ。」と言ってくれたので、よかったぁと安心して、しばし雑談に花が咲きます・・・・と、そのうち大渋滞。（えーっ？もう嘘でしょ？）
それまで和やかだったタクシーの中は、フリーズ（またもや！）。運転手さんも私も無言・・・（凍）
白浜行きの飛行機は一日２本しかないので、乗り過ごすともうほとんど旅自体をあきらめるしかないのですね。ですから、もうこの時点で私はほぼ８０％はあきらめてました・・・
しかし、搭乗手続き締切り１０分前に車が流れ始め、もしかしたら行けるかもー（期待）！運転手さんと私の会話も再開（笑）。

空港に着いたのは締切りの１分後。自動チェックインはできず、カウンターで直談判！お願いします（説得）
「では、今すぐ走ってください！」「はい！」

さあ、また。はしるはしるー！！空港の中を駆け抜けるー！

間に合った！（ばんざーい！！）

席に着いても息は荒く、ぜーぜー。でも、よかった！（笑顔）

「余裕」があるときには「危険」が潜んでいる←やっぱり今回も立証されましたねー。油断大敵！

そうして出発の時は雨だったのが、空港では曇り、熊野本宮に着いたときには見事に晴れました！次の日も青空が広がって、すっごくいいお天気。
しかも到着した次の日が大祭ということで、私の大好きな川沿いには誰もいなくて、わたしひとり。土手に寝転がってみたり、川に近づいて水遊びしたり、勇気を出して即興の歌を歌ってみたり、まるでこどもみたいに自然の中でくるくると動きまわり、時には語りかけてすごしました。
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湯の峰温泉に宿泊。ここの公共浴場のくすり湯が最高なんですよ！ほんとに湯治ということばがぴったりのひなびた町。夜は川の激しい流れの音だけが聞こえるんです。
<a href="http://www.nishi-yoko.com/photo/2008_04152008%E7%86%8A%E9%87%8E0041.JPG"><img alt="2008_04152008熊野0041.JPG" src="http://www.nishi-yoko.com/photo/2008_04152008%E7%86%8A%E9%87%8E0041-thumb.JPG" width="250" height="187" /></a>

次の日は早朝５時起床。６時出発。新宮へ。朝もやに包まれた山々。きっと山が呼吸をしているんだ！と思ってしまいます。川は翡翠色。

速玉大社でお神楽を拝見することができました。祭礼の日でしたから。そして、神倉神社へ。たまたま神主さんが祝詞をあげるところで、またまた誰もいなくて私ひとり。「よかったら立ち会いませんか。」と言っていただき、儀式に参列（といってもひとりだけれど・・・）。お祓いまでしていただいて、「なんて幸運！」

それから那智大社に行き、那智の滝を見上げました。飛沫が冷たくて、とても気持ちがよくて、水が激しくたたきつける音は、心を揺さぶります。
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那智から新宮にもどるとき、電車の時間をまちがえて１時間空いてしまいました。まわりには何も無いし・・・・と思いきや海岸が近いと聞いて、１時間ただ青い海を眺めてすごしました。
<a href="http://www.nishi-yoko.com/photo/2008_04152008%E7%86%8A%E9%87%8E0071.JPG"><img alt="2008_04152008熊野0071.JPG" src="http://www.nishi-yoko.com/photo/2008_04152008%E7%86%8A%E9%87%8E0071-thumb.JPG" width="250" height="187" /></a>

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地元のひとたちがたくさん話しかけてくれました。神社の境内で、電車の中で、道で・・・・家族のように。
山や海や川、木々や石、太陽の光、風、そのすべてが歩んできた時間からすれば、私などどれだけ長生きしたってこどもみたいなものです。だから、こどもみたいな気持ちになれるのかもしれませんね。
「ねえ？こんなことがあったの・・・」と、報告して、「どうかなあ・・？」って尋ねてみたりして。
ただ、さやさやして、ざわざわしているだけなんだけど、それがなんとなく笑って見守ってくれているように思えるから、ちょっと泣きそうになります。
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帰ってきたら筋肉痛（苦笑）。走ったし、歩いたし、ね。
いい旅でした。

そして、昨日は、東京の夜景を思う存分眺めました。
都会は宝石をばらまいたみたいにきらきらと輝いて、高速道路は光の川。

ひとびとの夢のかたち。

じっと眺めていると、少しかなしくなります。
美しいと思えば思うほど、だからこそ、それがしゃぼんだまみたいにこわれやすいまぼろしに思えて、それをとどめておきたい思いがなおさら強くなります。

いよいよ、新緑の季節です。
輝きを放つちいさな石になりたい。そんなことを思ったりして・・・





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         <pubDate>Tue, 29 Apr 2008 21:31:09 +0900</pubDate>
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