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2007年09月29日 『くすぐったくなった一日』

ススキを見に行きました。箱根・仙石原へ。
富士山の夢を見たので箱根に行こうと思いついたのですが、あいにくの曇り空、残念ながら富士山を見ることはできませんでした。

どこまで行ってもススキの波。
風が吹くと、いっせいに穂が揺れて、なびいて、音が立ちます。

飛び込んで、思いきり駆けて、息をはずませて、笑って、かくれんぼして、、、、そんな衝動が起こって、心が踊るというのはきっとこういうことなんだと思いました。
懐かしいような気がして、、、もしかしたら、私はここから来てここに帰っていくのかもなあ。なんて?
だから、不思議だけれど、ススキがみんなともだちに思えてしまいました(笑)

そんな懐かしいともだちに会えたおかげで、どんより気分もどこかへ去って、すっかり元気になりました!


(耳を澄ますとね、ススキたちの歌が聞こえます。。。。。ほらね?)
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よく来たね。さあ、どうぞ。
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行こうよ行こうよー。
こっちだよー。待って待ってーー。
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ふふふふふ。。。あははははは。。。ふふふふ。。。。
なぜだかおかしくて笑っちゃうんだ。
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もう少ししたら、空から真っ白な雪や透明できらきら光った氷の粒がぼくたちのところへ降りてくるんだよ。
ぼくたちはこうして空を見上げて待っているの。
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ずっと。どこまでも。。。またね!
(ぽつんと正面向いてるのはだあれ?)
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2007年09月25日 『暑さ寒さも彼岸まで』

お彼岸がすぎたら、やっぱり急に秋の空気が濃くなってきました。
今日は、予定していたリハーサルが急にキャンセルになったので、ぽっかり時間が空いて、久しぶりの鎌倉散歩。

さわやかな秋晴れ。
ハギの花があちこちで咲いていて、ムラサキシキブやヒガンバナ、エノコログサもかわいく風にふるふる揺れています。カメラを持っていなかったのが残念!

ここ最近ワークショップがふたつあって、鎌倉に戻ってきてすぐに昨日の本番。
バタバタとすごし、落ち込んだり、救われたり、いろいろ。。。
吹き出物がまるでもぐらたたきみたいに次から次へとできて、かなり憂うつ。昨日はついに薬に頼ってしまいました。

幼稚園でのワークショップはこどもたちも大喜びしてくれて、にぎやかに楽しく遊んだという感じ!紙芝居は食い入るように聞いてくれたし、歌も踊りも元気いっぱいで、最後に2曲演奏。
3歳のこどもたちなんてたまごのカラをくっつけたままのひよこちゃんみたいでした。(カワイイ!)
幼稚園のこどもたちは、次から次へと新しい展開をしていかないと退屈してしまうので、さあ!紙芝居見ましょうねー。歌いましょうねー。踊りましょうねー。音だしましょうねー。音聞きましょうねー。お筝みたことある?・・・・・と、もう次から次へと休みなくこどもたちに参加してもらうことを考えていきます。
で、1時間はあっという間に終了。私は呼吸も荒く、ぐったり汗だく。こどもたちは全然平気、ますます元気!私の完敗(って勝負じゃないんだけど、やられたぁ(>_<)笑)
終了後、「握手してーーー!」ってみんな駆け寄って来てくれてもみくちゃ。うれしかったな!
その後、こどもたちから先生にお筝を買ってほしいという要望があったそうで、またまたうれしかった!

小学校のワークショップ。こちらは5.6年生だからもうすぐ中学生、思春期の入口のこどもたち。
自分の出身小学校を見たのはおよそ20年ぶりくらいかな?用務員さんのお部屋もまだあったし、校門の掲示板や教室も当時のまま。体育館は、私がいた頃は講堂で、床は木造の古い板張りだったのでモップで油をひいたりしていました。その脇には木造の古いお手洗い(ここのお手洗いはまだ水洗ではありませんでした)があって、よく掃除しました。昼間でも暗くて、扉も木製で窓ガラスは欠けていたし、おばけが出るといううわさが流れ、恐る恐る掃除したなあ。。。そのお手洗いはすっかりなくなっていて、ちいさな花壇になっていました。

こどもたちは最初お行儀よく静かにしていましたが、楽器を鳴らすことになるとだんだんにぎやかに騒ぎ出しました。
お筝弾いてみたい人、手を挙げてー!と声をかけるとすごい大人数で殺到してかき鳴らしたり押してみたり大騒ぎ、でも、最後に演奏したときはすごく静かに聴いてくれて、質問もあれこれ。
6年生はおとなしかったかな。大人のにおいがちょっぴり。
ともかく当日は気温32℃。もちろんクーラーなし。
全身汗だくで、たぶん痩せました(笑)
途中みんなでできるだけたくさんの音を聞いてみよう。という沈黙の時間を作りました。外の葉っぱの揺れる音が聞こえたという男の子がいました。1時間半ほどあったので飽きている子も、楽器がほしいという子も、、、、興味を持った子も持たない子も。
もし、みんなが同じようニコニコ静かに聞いていたらかえってコワイですよね(笑)。いっつも手を挙げる積極的な子もいれば、じっと遠慮深くしながら耳を澄ましている子もいる。どの子がどんな風に興味を持ってくれたかはわからないけれど、こちらからはとにかく何球かの玉を投げかける。それでいいように今は思っています。

そして、昨日は勅使河原宏展で演奏。
終了後に回顧展を鑑賞。圧倒されました。
伝統や日本というものに対してどう関わっていくのかということ、原点、時代、うつろいゆくもの、消えゆくもの、、、そんなさまざまなことを考えさせられました。

最悪だと思ったその後にまるで「がんばれよ!」と励ましてくれているかのように、ちょっぴりうれしいことがあったりして。。。
そんなにいつも明るく元気いっぱいでもいられないけれど、どんより落ち込んでいる自分自身にうんざり嫌気がさしたりもする。

暑さ寒さも彼岸まで!冷えた空気が気持ちいい。
今日はきれいなおつきさまがひときわ美しく輝いています。

月夜

澄みわたった空気の中で目を閉じるとちょっと夢見心地!

2007年09月12日 『雨の夜に』

秋の雨 ながながと
ながれゆく 川は波うち
なみなみと 葉につがれた 水のいろ
みずみずしく よみがえる いつかの願い

夜の雨 夜降る雨
立ちもどる 時の影
うつろわない 
黒く 暗く
どんなにか やさしく・・・ 
冷たさとぬくもり

落ちる雨 叩く雨

おとずれる おとづれる


  

2007年09月11日 『おひさまのおひるね』

今月は、ワークショップの月。
出身幼稚園と出身小学校にてもうすぐワークショップ+ミニコンサートが開かれます。

ずっと、アイデアが浮かばなくて、でも日程は近づいてくるし、どうしようどうしよう・・・と心は焦るばかり。

音を楽しもう!
みんないっしょに音で遊ぼう!
そして、なにより、身のまわりのたくさんのことに気づいてほしい!

そんな願いはあるものの、どうやってこどもたちに伝えよう????

で、やっとアイデアが浮かび、作業に入りました。
概ね準備はでき、あとは先生方や協力してくださるご父兄のみなさまと地域のみなさまとあれこれ打合せをして、いざ本番!という段取り。

幼稚園では、昨年も行いましたが、そのときは桐蔭高校箏曲部OGで絵本作家をめざす強力な助っ人がいたので、彼女にイメージを伝え紙芝居を作ってもらいました。でも、今、彼女は絵本の勉強のために単身ロンドン留学中。

さあ、どうしよう。。。。(考)

結局、今回は紙芝居のお話も自分で考えることにして、短い歌も作りました。今回は歌にボディーパーカッション(のような?(苦笑))の動作も加えてみました。

さて、絵はどうする???

こんなギリギリになって協力を要請できるのは、誰だー?
結局、妹と甥っこ、姪っこに泣きついて、紙芝居を制作してもらいました(ありがとう(感謝感謝!))

タイトルは、「おひさまのおひるね」。

なかなかかわいい紙芝居に仕上がった!(にっこり(^_^))
園児たち全員参加で音を出し、歌を歌い、踊ります!ご父兄のみなさまにも参加してもらいましょう!!

小学生は5,6年生が対象なので、ガラクタや声、ボディパーカッションによる2007年某日たった一日の愉快でハチャメチャなオーケストラを結成。
「秋」をテーマにことばと音による交響曲(笑)をみんなで作曲・演奏する予定です。

はてさて、どちらもどうなることやら?(^_^;)
楽しくなるといいなあ!

人前でお話するのはものすごく苦手なのだけれど、こどもちゃんたちの前では別人のように自然に話せるのですね。不思議なことに。。。。

こどもたちの笑い声は幸せのしるし。
こどもたちと一緒に耳を澄まし、目を見開き、そっと触れてみる。そして、語りかける。
かわいい若葉のようなこどもたち!

歌とことばや声についての興味、そこから「所作」「動作」という所にも少し踏み込んで、「身体」ということについてあれこれ思いをめぐらせる日々。
自分の身体感覚を自分で「聞く」ということ。
身体に入ってくるもの、出てゆくもの、それらの微妙な変化。
わけのわからないたくさんの情報が無意識のうちに体内に入っている感触。

自分自身を実験材料にするだけで膨大な謎があって、わけのわからない自分と一緒にいるもうひとりの自分と、さらにその間に立っている自分と、、、一体どこまで行くのだろう?

そんなことをつらつら考えつつ、結局は、我を忘れているときが一番いいのだよなあ。と思いながら、これから始まるこどもたちとの出会いが楽しみです!


2007年09月07日 『きこえますか?』

ふるるるる・・・・・
        りりりりり・・・りーり・・りーりりー・・

     じーじーじ じじじーーー じ じ ぎじーー
  
           とぅるるるーるるー てぃりりりーー 
  てぃりりりりーー


りらりらりら ふるふるふるふる 
    
                   りらりらりらりら りりりりりり

2007年09月03日 『夢にみて』

ふと気がつくと、もう秋なのですね。
夕陽が落ちていく頃になるとヒグラシの声がまるで夏を惜しんでいるかのようにあたりを包みます。
そして、夜になるとスズムシやコオロギが鳴きはじめます。まるで、待っていたかのように。。。

生徒さんたちのおさらい会は、みなさんの大活躍によりめでたく終了。やむをえず出演できなかった方も応援に駆けつけてくれたりして、いつもながら緊張と充実感に包まれた幸せな時間をすごすことができました。
当日は、楽屋の冷房が故障。30℃以上の室温で着替え、これぞ修行(笑)!!!という過酷な条件になってしまいましたが、普通なら照明で暑くて汗をかきかき演奏するところが、舞台に出た途端に、
「あ~、なんてさわやか~(快感!)」\(^o^)/
その爽快さで気持ちよく演奏することができたのではないかしらー?(笑)

私にとって、教室は家庭。大家族だと思っています。
演奏会が終わって打上げ。夜までお食事をしたり、おしゃべりをしたり、、、。
途中お庭に出てみたら空にはきれいなたまごいろのおつきさま。
みなさん、おつかれさま。そして、ありがとう。

そして、高校生のコンクール。
「絵空筝」(沢井比河流作曲)、「二つの群のために」(沢井忠夫作曲)を演奏しました。
今年は3位。また全国大会出場はオアズケ。。
結果は残念だったけれど、私はとてもすばらしい演奏だったと思います。
みんな演奏が終わった途端に大泣き!顧問の先生も大泣き!私も大泣き!(感無量)

レッスンはほとんどなくて、日々の指導者も不在のまま、先輩が後輩に教え、話し合い、助け合い、問題が起こったときは自分たちで解決していける道を探していく、、、顧問の先生も私も難問を出した後は、ヒントを与えるくらいの役割。ずっと見守って、待っている。。。

こどもたちは、なんだってできちゃう。自分と向き合って悩んでいる子もいるし、言いすぎて後悔する子もいれば、うまく表現できない子もいる。
高校生の能力をどこまでも開いて、伸ばして、自由に伸びやかに、若いエネルギーを閉じ込めないで解き放たれるようにしたい。全部全部愛すべき個性なんだから、それを壊さないで大切に、ひとつの価値観の中に押し込めないで自由に、だけど強いつながりを持った仲間になれるはず、そんな演奏ができるはずと私は信じています。

高校を卒業して社会に出れば、否応なく規制され、型にはめられていくであろうこどもたちに、そんな私の考えを押しつけて、社会に適応できないこどもに育ててしまっているのだろうかと悩み迷うことは、教え始めて以来ずっと。。。
純粋な目でじっと見て、じっと聞いて、すぐに吸収してしまうこどもたちに「教える」ことの責任の重大さを痛感します。
「教える」ということは、ただ技術を伝えるだけではないから。生き方やそのひとの哲学が反映するものだから。

整うことの美しさ、整わないことの美しさ。
整うことの強さ、整わないことの強さ。

そんなことを考えながら。。。

昨日は、アンサンブルMoraという女性合唱団の伴奏で「秋来ぬと」(柴田南雄作曲)を演奏。見事に金賞1位を受賞。関東大会へ!
神奈川県立音楽堂で、この曲を弾きながら、そして歌声を聞きながら、秋の風が吹き抜けていくようでした。

高校生たちのコンクールの日、夢に沢井忠夫先生が久しぶりに現れてくださいました。昔と変わらず、先生はとてもやさしくて、目が覚めてもうれしくて幸せな気分は残っていて、先生が亡くなられて10年が経とうとしているのに、こうしてお会いしていると、亡くなられたことがやっぱり信じられない気持ちです。

去りゆく夏に、
懐かしむひと、ゆかしきひと、夢にみて。
さやさやと秋風たちて、鳥を追う。
空へ。

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