今日は朝からリハーサルのため横浜山手へ。
埠頭や駅周辺は大きな建物が林立していて正直横浜というところは苦手なのだけれど、坂道を上がっていくと山手の洋館が立ち並ぶ緑いっぱいの静かな高台に出て、こういうところに住むのもいいなあ。なんて思ってしまいます。
ある合唱団の方々と柴田南雄作品の「秋来ぬと」の練習でした。エリスマン邸と呼ばれる洋館で。
外観も、おうちの中にある家具や調度品、間取り、窓、階段の手すりや、あかり、、、なども、西洋式なのだけれど、この場所にしっくり落ち着いていて、外に出て少し歩けば横浜の港が見えて、海も見えます。
この辺りは、明治から大正、昭和初期にかけての外国人居留地区。
その頃は今みたいに飛行機で海外に簡単に移動できる時代でもないですし、ましてや日本と西洋は「異国」というのにふさわしいくらいの違いがあったでしょうから、故郷を懐かしみつつ生活を送っていたのかもしれませんね。
純粋に日本の伝統が保存されたものもすてきだけれど、明治時代に開国され、さまざまな問題を抱えつつも外国の影響を受けたり、混じりあったりしてできたものもまたすてきです。
私はどちらかというと、純和風なものは少し緊張してしまって、なにかしら外国の影響のあるものの方が落ち着きます。
時代でいうと、平安時代~江戸時代のほとんど鎖国されていた時代は苦手で、それ以前の飛鳥・奈良時代や明治時代以降が好きかな(笑)って、時代に好き嫌いを言ってどうする!という感じですけど(苦笑)
一番好きなのは紀元前、縄文時代かもしれません(笑)
そういえば、この前初恋庵の名付け親Aちゃんと鎌倉をぶらぶら歩きましたが、和紙屋さんの中できれいな和紙を見て大喜びしたり、ポチ袋のかわいいのを見て迷いに迷っている私の姿を見て、明治時代の女学生みたいと言ってくれました。。。というかその後、彼女が我が初恋庵から帰るときに「おうちで食べてね。」ってあれこれお菓子を袋に詰めていたら、「西さん、おばあちゃんみたいですよー。」と言われてしまいました。
そうだ!明治時代に女学生ということは、相当のおばあちゃんという計算になる!(^_^;)
明治・大正生まれの女性というとちょうど私の祖母くらいですね。うーむ。彼女はスルドイかもなあ。。。
私は実はその頃の女性に結構憧れているところがあります。祖母のありし日の話を母から聞いても、朝からきちんと髪を梳かし、お化粧をして、背筋を伸ばして、しなやかな発想とたくましさがあって、ちょっと見栄っぱり、やせ我慢。。。女であることの誇りを生涯失うことがありませんでした。
朝から慌ててすっぴんでゴミ出ししている私はもはや失格ですけど。。(汗)
彼女は、昭和70年代に今ハマっているらしく、洋服もお店もそういうものに出会うとものすごくうれしそう!
レトロな感じがいいのね。きっと。
しかし、私にとっては全部リアルタイムで体験してきたものだから、それらを見ても「ああ、これね、昔はどこのお店にもあったよ。」とか「こどもまでこんな洋服着てたような気がするなあ。」とか「この時代が過ぎた頃からこういうソファーってよく粗大ゴミに出されてたような気がするなあ。。」とか、彼女と同じものを見ていても見方が違うんですよね。これが年の差ということでしょう(フクザツ・・・)
実際、今流行っているスパッツのファッションなんか見ても、うーむ、大学生のときこういう格好してたなあとなんだか懐かしく思ってしまったりして。。。
彼女の70年代と私の明治時代はおんなじ感覚か?とくすっと笑ってしまいます。
でもね、別の見方をしてみると、価値のないものと思っているものの価値、過去と思っているものの今、時代が変われば、変わらないと思っていたものが全く逆の価値に変わることだってあるんだなって思うのです。世の中の価値観も、自分の価値観だってあてにならないものだな。って。
緑の風に吹かれながら、とてもさわやかにすごした一日。
夜もすずしい風が吹いて、今は梅雨の前のほんとにいい季節。
私の生活もそろそろ夏時間に移行中。
少し早起きして、お布団をたたんだら、部屋じゅうの窓を開けて、風を通します。
そして、毎朝恒例、起きがけのしぼりたてグレープフルーツジュース!
そしてそして、今日も一日いい日でありますように!