昨夜和歌山より鎌倉に帰宅。
和歌山ではいつものレッスンとからだのメンテナンス(整体とか。。)、図書館通いなど。今回は父のお誕生日もあり、家族でバースデイパーティーと称してホテルでお食事。(しかし、どういうわけか父がごちそうしてくれることに(^_^;))和歌山県立近代美術館の学芸員さんとも久しぶりにお会いしてゆるゆるおしゃべり。美術のお話はとてもおもしろくて、わくわくしました。
そして、エリック・ハイドシェックさんからメッセージ入りのCDを贈っていただき、拝聴。ことばではその感動をうまく伝えられませんが、心の底にまるで楔を打ち込まれるかのように強く心を叩いたかと思うと、水面を撫でるようにわたっていく風さながらにやさしくさりげなく、その音は葉からこぼれ落ちる露の珠のようにみずみずしく透明で。。。私の宝物です。
「演奏」ということについてまたいろいろ考えさせられましたし、「演奏したい!」と心の底から叫んでいる自分の声が聞こえてきたような気がしました。
鎌倉に戻ってくるとここにはここの生活が待っています。
「初恋庵」というのは私の友人Aちゃんがつけてくれた我が家の名前。「西さんところって庵っていうのがぴったりなおうちですよねー。」というわけで。。。
Aちゃんは、今年年明け早々に行われたかくし芸大会?じゃなくて(笑)中ザワヒデキさんのCD発売記念ライブで私のド下手な歌のバックのバンドのべーシスト&バンマス(リーダー)を引き受けてくれた女の子です。衣裳から選曲に至るまで面倒を見てくれた中ザワさんも認めるセンスの持ち主。
そのバンド名も彼女が命名してくれたのですが、それが「Yoko's First Love」。バンドでロックでヴォーカル、しかも英語で歌うなんて私にとっては初体験ばかり!ということでつけてくれました。
そんな流れもあって、うちは「初恋庵」。
「庵(いおり)」ってなんか世を儚んで籠ってる世捨人の住まいってにおいしますよね。って、まあ、「庵」の意味はそっくりそういうことらしく更には質素でつつましい家らしい。
世の中に日々疎くなってきて(もともと疎い(^_^;))、家の中で筝を弾いたり、読書をしたり、書道をしたり、たまには散歩を楽しむ生活のあるおうちということになるとやはりそうなるのかもしれません(汗)
川はちょろちょろ流れて、ウグイスやカエルの声に囲まれ、四季折々の花が咲き、夕方6時をすぎるとこの町はもうすっかり夜ですもんね。
鎌倉に通ってくれている生徒さんたちは、東京から来てくれる人はひとりだけ。神奈川県の人はいなくて、みんな千葉や埼玉から通ってくれています。大抵お昼前にレッスンを取って、それからハイキングや軽い散歩、ランチを楽しんで帰られるようで、靴だってウォーキングしやすいものを着用。
みなさん私より鎌倉に詳しいんじゃないかしら(笑)
「初恋」というのはすてきですよね。
・・・First Love・・・
「初めて」というのは、その先に何があるかわからない。不安もあるけどドキドキして、こどものようになって、何かを発見したときのうれしさといったら!
「Love」は愛?、恋?
愛と恋はちょっとちがいますよね?まあ、いろいろ思うところはあるけれど、恋は愛より寿命が短い気がします(笑)でも、どちらも捨てがたい(笑)どちらもすてきです!
どんなひとにも、どんなときにも、どんなものにも、どんなことにも、いつもいつも「First Love(初恋)」な気持ちで出会いたいですよね。たとえ、くりかえされることであっても。。。
無垢で純粋で、先入観もなく、偏見もなく、なにもない「こころ」。
朝起きてすぐに空を見たときの私の心はきっとそういう「こころ」です。いつもそうしていたいから、「初恋庵」はお気に入りの名前です。ありがとう!Aちゃん!
そうして、今「枕草子」をまた少しずつ古語辞典を引きながら読んでいます。
これがまた楽しい!日本人なのに、意味のわからないことが多すぎるなあと多少情けない気もしつつ、読みながら「そうそう!そうなんだよねー!」とか「それはちょっと言いすぎなんじゃない?」とか「そこまで言わなくてもー」とか「ほんと!いいよねー。」とか、ともかく、清少納言さんは今や私のお友達。会話をしているような気がしてます(笑)
そして、私の「こころときめきするもの」「すさまじきもの」「こころゆくもの」「にくきもの」。。。。などをぼーっと考えてみたりするのです。清少納言さんが、「そちらの時代じゃどうなのよー。」とお尋ねになるので(笑)
しかし、すぐにあれこれ言えないのはちょっと悔しいなあ。。
花や木、鳥、橋、池、滝。。。そして日々のできごとに細やかにあれこれ思いをめぐらせることをしていないんだろうなあと思わされます。
筆で一本の線を引く、たったそれだけのことに喜びがたくさんたくさん詰まっています。
今日も「初恋」な一日!