随分ご無沙汰してしまいました!文章を書く余裕がなくて、バタバタとすごしておりました。。
この間にもいろんなことがありました。年末にきて、音楽に関してあるいは自分自身に関しても、直視することによって決断し選択せざるをえないことがあり、引きずっていた(解決しないまま放置していた、目をそむけていた)ことに今の自分なりの結論を出せたように思います。何かを得るためには何かを捨てなくてはならないこともあります。見栄を張って本当の自分の姿や能力を見失っているときもあります。
これまでのできごとを順番にご報告!
ウィーンフィルのメンバーによる演奏を聴きに行きました。やっぱり音がすばらしかった!どうしてあの音が出せるのか聴きながらそればかり気になっていました。
私は、学生時代モーツァルトが好きではありませんでした。あのキンキンキラキラした感じが受けつけなくて。。。。ところが、ウィーンにいって楽友協会でウィーンフィルの演奏でモーツァルトの作品を初めて聴いて一瞬にして私の嫌悪感は吹き飛びました。まるでちがった曲を聴いているかのような響きでした。
音の成分がちがう!!成分の比率がちがう!!
今回聴いてやはりそう実感。最近私はまた自分の音をいろいろ実験中なのですが、刺激を受けました。
で、現在進行中というところです。。
そのあと、江戸信吾さんという邦楽の作曲家の作品のレコーディングが2日にわたってありました。彼の作品は高校生にも大人気で、パワフルで、あたたかい感じの曲です。
最近は、レコーディングも本番も用意するものは決まってます。大量のミネラルウォーターとチョコレート、梅干。これで集中力も持つし、パワーも持続します。ってまるでスポーツ選手みたい(^_^;)でも、演奏家って結構それに近いと思います。身体能力がすごく重要ですからね。
こちらは、来年早々にリリース予定。コンサートも1月27日にあります。
そして、府中市美術館にて松井茂さんの詩の朗読。彼の作品「量子詩」と「純粋詩」を彼と私で交互に4時間にわたって読んでいくという試み。初めての朗読、しかも長時間連続で。ということに多少の不安はあったけれど、まるで時間の波に沿うようにゆるやかに自然に声が流れて朗読は終了しました。声を出しながら、こどものように無心になって、誰というわけでもなく、どこにというのでもなく、灯をともすように、水に小石を投げるように、語りかけていくこと。そこに広がるひとつの世界。朗読も音楽と同じ。トリップするということでしょうか。。。。
打上げはまたとても楽しかった!詩人、歌人、美術家の方々、そして美大生。。。音楽の世界とはまるでちがう話の内容。無知な私はちんぷんかんぷんで、ついていけないことばかり。でも、なにもかもが新しいから新鮮で刺激的!驚いたり、そういう考え方もあるんだとか、これにはこういう意図や画された意味があるんだとか、ともかく、まるで外国に来たよう。ここまで知識がなくてかけ離れていると、逆に落ち込むこともなく、少しでもいろんなことを吸収したいとただそう思うのみ。
私なんてことばで説明できないことだらけ。。。でも、この場にいて仲間として参加できたことはほんとにうれしかったです。これからまた展開していく様子も。。。楽しみです!
そして、小学生たちのためのワークショップ。元気いっぱいのこどもたち。約100分の授業で全員ほとんど「さくら」が弾けるようになりました。ひとりひとり全員の手をとって教えることができました。女の子は、たいてい器用に上手にすぐ弾けちゃう。男の子は特殊奏法を編み出してるか夢中になって入り込んでるかどちらか。。結構笑えました!男女の持って生まれた性質の差ってあるのねー(^_^;)
知的障害をもったこどもさんが中にいたということは後から伺いましたが、全然わからなかった。みんなとても楽しそうで、にこにこ話もできたし。。。こどもたちのきらきらした目がまっすぐにこちらを見て、ちいさなことにもすごい反応!奏法の説明で音を出すと声で真似してくれて、その声が教室にこだまする。
すてきな瞬間。私も同じ。おもしろいよね!楽しいよね!驚きだよね!
最後に私の演奏。たくさんの拍手ありがとう。
そして、来年なんとヴォーカルデビューするためのリハーサル(*^_^*)
といっても、当然ながら前座ですよー。今年中ザワヒデキさんという美術家の音楽作品のアルバムに筝の演奏で参加したのですが、その完成・発売祝賀ライブで、ロックバンドのヴォーカルやります(ぎゃあ!)まあ、いわば新春かくし芸大会みたいなもので、もちろんわたしたちの後にはすばらしいバンドの方々がメインで演奏されるのでご安心を(^_^)v
かくし芸といっても実は私にとってはかくし芸ではなく、ロックなんてまったく知らなくて髪振り乱して歌う激しい音楽でしょ。というその程度の知識レベルで。。。バンド名は「Yoko's First Love」。リーダーはベースの武石藍ちゃん。彼女は私の友人ですが、高橋悠治さんのレコーディングに遊びに行っていた頃からなんとなくロックのバンドやりましょうよーという話が出ていて、冗談のつもりがいつの間にか話が広がって現実になっていたというわけです。歌が苦手で、しかもロック。しかもしゃべれもしない英語。。まあ、確かにこれだけダメなことが揃ってることも珍しい。。。というわけで、リハーサルはしたけれど結果は予想通り。音痴で、ノリも悪く、英語は関西系で。。。いやはやこれじゃバンドのメンバーに申し訳なさ過ぎるし、お客さんににだって聴かせられたもんじゃないわー(>_<)
というわけで、お正月はロックの練習にたぶん明け暮れる予定です(~_~;)20年ぶりくらいにカラオケボックスとか行って練習しちゃおうかなあ。。。
そしてクリスマスイブ。藤原道山さんの古典ライブに出演。
リハーサルからここに至るまでにほんとにいろんなことを考えました。道山さんと山登松和さんとのリハーサルによって私の中で提起された問題。
古典を弾くということが自分にとってどうあるべきかということ。今の自分にできること、できないこと、役割、何が大切なことなのか。。。
結論を出せたのは前日。本番はもうすがすがしい気持ちでした。演奏は楽しかった!特に「さらし幻想曲」は3人のやりとりに緊迫感があり、会話があり、それがエネルギーになって聴いてくださった方々にも伝わったように思いました。。
道山さんでないとできない演奏会でした。じっくりと聞かせるものから技巧的なもの、尺八の種類もさまざま(長管の曲もありました)、多彩でエネルギーにあふれ、品のある演奏会。すばらしかったです!
打上げはただただ楽しい(^_^)vおいしいお料理をいただいて、ビールとワインを少しいただき、愉快な話に花が咲きました。道山さんとは長いおつきあいで共演した曲もたくさんあります。山登さんとは1年間は一緒に在学していたにも関わらず今回が初共演。思い出話含めいろいろ。音楽についてはあまり話さなかったかな?演奏で会話して、それが何よりお互いを分かり合えることですから。
☆すごくすてきなクリスマスイブでした☆

(左から、山登松和さん、藤原道山さん、私。本番直後です。)

(打上げ・クリスマスパーティー。左端は藤原さんとよく共演されているピアニストの妹尾さんです!)
そして昨日は朝から大掃除。換気扇から窓、玄関までの階段、冷蔵庫の中、着物の整理。。夜中までかかりました(+_+)一日でまとめてするからですよね。。。一年の感謝と新年への希望をこめて、雑巾がけをしてきれいに磨きました。
心の中も随分すっきりしました。年を重ねるとからだだけじゃなく、心の新陳代謝も悪くなるのかもしれませんね。こころもきっとからだと同じ。
余計な脂肪はなくしてスリムでいること。悪玉菌は退治して善玉菌を増やすこと。
身軽でいるために。動きやすくするために。元気でいるために。
フーテンでいるためにも身軽でなくちゃ!自分の脂肪で動くのが億劫になったり、動けなくなったりしないように。
信頼し、尊敬できるひとたちとの関係が広がって、そこから生まれるものがまた新しい広がりを生んで、そんな輪があちらこちらにいっぱいあってひとつにつながったり、かたちを変えたりしていきます。
浮かんでいようと、さまよっていようと、突き進んでいようと、失くしてはいけないものがあるのだろうと思います。
来年はどんな年になるでしょうか。
みなさん、いい年にしましょうね!どうにもならにこともあるけど、どうにかなることもいっぱいあります(^_^)v
みんなで幸せになりましょう!
どうかよいお年をお迎えください。
本年の日記は今日でおしまいです。これから、雨の中和歌山へ。年末ギリギリまでレッスンをして、新年は和歌山で迎えます。
今年一年ありがとうございました。
また来年もよろしくお願いします。
西陽子