西 陽子 オフィシャルウェブサイト

Yoko Nishi official website

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西陽子
箏曲家

1964年、和歌山市生まれ。4歳から生田流筝曲の手ほどきを受け、12歳で沢井忠夫に入門。東京藝術大学音楽学部邦楽科を1986年に卒業。KAZUE SAWAI KOTO ENSEMBLEで多くの海外公演に参加。和歌山で筝曲教室を開き、母校の県立桐蔭高校筝曲部でも指導を始める。

1990年に和歌山で、93年には東京でデビュー・リサイタル。女性筝カルテットKOTO VORTEX を結成。1994年、全曲委嘱新作によるリサイタル。藤枝守の「モノフォニー・コンソート」に参加、神奈川県立音楽堂レジデンシャルアーティストとしてTRIO DU MONDE を結成。高橋悠治プロデュースの伝統楽器グループ「糸」に参加。クラシック、現代音楽、民族音楽に触れ、編曲や即興演奏も通じて箏の新たな可能性に挑戦する。

2001年からリサイタルシリーズ「face」、3年間で10回のコンサートを行う。03年から、木戸敏郎による古代楽器の復元による音楽活動に参画、箜篌や瑟、エジプトのアンギュラーハープを演奏。2006年にシリーズ「LETTER」を開始、3年間で5回のコンサート。音とことばによる歌の成り立ちをみつめ、社会や生活における音楽のありかたを模索。08年、ダボス会議で演奏。竹中平蔵との出会いから、経済と文化の一体交流を目ざす。ソロ・コンサート「SPIRIT OF A TREE」でアメリカ3都市、ハンガリーとドイツをツアー。欧米、アジア各地に招かれるほか、ブラジルでは2009年以来毎年公演を重ねている。

2010年から3年にわたり、コロンビア大学に客員研究員として赴任、創作や演奏活動を行う。上海万博、小澤征爾音楽監督によるJAPAN.NYC音楽祭に出演。ニッポン放送「藤沢周平傑作選」の音楽を担当。11年、フルートとのデュオ・NINA DUOを結成。14年、リトアニアにて権代敦彦の新作オペラ「桜の記憶」に出演。15年にはアジア・ヨーロッパ・南米を結ぶツアーを行う。海外との交流のいっぽう、和歌山を拠点に地域に密着しつつ開かれた活動を続ける。筝による演奏・創作・教授活動を新しいかたちで発信し、現代の世界や社会と近く深くつながる音楽活動をめざしている。

これまでに、音律を探求した「筝組曲~植物文様~」(1999年)、クラシックの音楽家とのコラボレーションによる「ファンタスマ」(2002年)、即興による「四季熊野」(10年)、これまでの集大成としての「月夜の海」(11年)、自作曲のみによる「The Magic Dragon」(13年)と5枚の多彩なアルバムをリリース。

テリー・ライリー、アルヴィン・ルシエ、ムーンドッグ、カール・ストーン、高橋悠治、一柳慧、石井眞木、鳥養潮、大友良英、藤枝守、中川俊郎、寺嶋陸也、三輪眞弘、港大尋、伊左治直、新垣隆、権代敦彦、川島素晴、武智由香、斎藤徹らの作曲家、岡井隆、藤井貞和、島田雅彦、伊藤比呂美、寮美千子、松井茂らの歌人・詩人・作家、サルドノ・クスモ、ジャン・サスポータス(ピナ・バウシュ舞踊団)らの舞踊家、美音子グリマー、中ザワヒデキ、兼古昭彦らの美術家とパフォーマンスを行っている。

伝統と現代の間でより根源的な視点に立ち、自由な発想と感性で筝の音楽を追究している。

1993 東京にてソロデビューリサイタル開催。

1996 フィンランド・タンペーレ音楽祭においてタンペーレオーケストラと共演。

1999  ファーストアルバム「筝組曲 植物文様」をALMレコードよりリリース。筝でさまざまな音律を試み、多彩な響きを抽出する。

2000 大桑教育文化振興財団より奨励賞受賞。

2001 西陽子筝リサイタルシリーズ「face」をスタートさせ、宮城 道雄、沢井忠夫の独自の解釈による演奏から、西洋楽器とのコラボレーション J.CAGE、高橋悠治等現代音楽作品の演奏・初演、打楽器との即興を含むライブ、電子音楽との試み、日本に伝わるわらべうたの編曲、自作自演など筝のあ らゆる「顔」を見つめる活動を始める。

2002年 セカンドアルバム「ファンタスマ」をトライエムクラシックスよりリリース。クラシックの音楽家とのコラボレーション、ユニークな選曲と高い音楽性は各方面に筝のしなやかな魅力を伝え、ANA国際便でON AIRされ、話題となる。

2003 Transonic 2003(ベルリン)においてリサイタル、Yoko Nishi and ENSEMBLE N-ER として欧米のアンサンブルと共演、好評を博す。和歌山県文化奨励賞受賞。

2005 アメリカ・シカゴ大学でリサイタルを行う。

2006 西陽子筝コンサートシリーズ「LETTER」をスタートさせ、音とことばによる歌の成り立ちについて、また、社会や生活の中での音楽のあり方を見つめる活動を始める。和歌山市文化奨励賞受賞。

2008年 1月スイスにおいて世界経済フォーラム(ダボス会議)の TOKYO NIGHT(東京都主催)で演奏を行う。同年6月ロンドン・チェルシーフェスティバルより招聘を受けソロリサイタル開催。神楽坂・セッションハウスにおい て「LETTER~2008~」を開催、映像とのコラボレーションを行う。同年10月ソロコンサート「SPIRIT OF A TREE~YOKO NISHI KOTO CONCERT~」アメリカツアー(ワシントン・ニューヨーク・シカゴ)を行う。関西大学客員教授に就任(~2011.3)

2009年 インド・グジャラート州における経済サミットでインドの音楽家 と共演。スイスにおいて世界経済フォーラム(ダボス会議)で前年に引き続き演奏を行う。同年2月「SPIRIT OF A TREE~YOKO NISHI KOTO & ENSEMBLE CONCERT~」を香港・上海で行う。同年4月、KOTOVORTEXのメンバーとして、ニューヨーク・カーネギーホール主催公演に参加。台湾・ブラジ ル公演、同年10月ソロコンサート「SPIRIT OF A TREE~YOKO NISHI KOTO CONCERT~」によるハンガリー(ブダペスト)・ドイツツアー(ベルリン・ケルン・フランクフルト・ミュンヘン)を行い、その模様はインタビューと共 にドイツ4箇所でラジオ放送される。

2010 6月上海万博においてソロコンサートを行う。9月~12月アメ リカ・コロンビア大学客員研究員として赴任。10月ブラジル、サンフランシスコにて公演。12月小澤征爾氏音楽監督のJAPAN・NYC音楽祭のコンサー トに出演。翌日のニューヨークタイムズ紙で大きく取りあげられる。即興演奏によるCD「四季熊野」をUWcreationよりリリース。

2011年 これまでの活動をまとめた4枚目のアルバム「月夜の海」をリリース。また、フルートとのデュオ・NINA DUOとしてカーネギーホールでコンサートを行う。

2012年 ローマ・マルタ島・ブラジル・ニューヨーク・香港で公演。

2013年 インドで公演。自作曲のみによる初めてのアルバム「The Magic Dragon」をリリース。

2014年 リトアニアにて杉原千畝の活躍を描いた権代敦彦作曲の新作オペラ「桜の記憶」にソリストとして出演。(カウナス市交響楽団 / 指揮・西本智美)。オペラへのソリストとしての出演は箏曲家として初。オペラの模様は、リトアニア全土で生放送された。

2015年 パリ日本文化会館においてソロコンサート(クアラルンプールでの公演及びベルリンでのソロコンサート、サンパウロでのコンサートを含めアジア・ヨーロッパ・南米を結ぶツアー)。ブラジル・ブラジリアにおいてコンサートとワークショップを行う。

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Yoko Nishi
koto player

 

Yoko Nishi (koto) started learning koto at the age of four and formally studied koto under the modernist performer-composers Tadao Sawai and Kazue Sawai. In 1980, Ms. Nishi won a prize at the Sankyoku competition at the age of sixteen. After graduating from Tokyo University of the Arts, she performed in front of the Japanese Emperor and Empress at the Imperial Palace as a representative from the University at an event organized by the Imperial Household Agency. Her repertory ranges from traditional pieces to contemporary works by John Cage and Yuji Takahashi, collaborations and improvisations with Western instruments, DJs, poets, and artists. She has also become one of the lead performers of ancient musical instruments at the National Theatre, Tokyo. She has performed for international festivals and venues including the Moers Jazz Festival (Germany), Bang on a Can Festival (USA), Transonic2003 (Germany), and the Boston Museum of Fine Arts. In 2008, Ms. Nishi performed at an event organized by the governor of Tokyo at the World Economic Forum in Davos, Switzerland. She was also invited to the London Chelsea Festival in the U.K., and had solo concerts in the USA (Washington, D.C., New York, and Chicago) that same year. In 2009 she gave concerts in Hungary (Budapest) and Germany (Berlin, Koln, Frankfurt, and Munich), and 2010 she performed at the Shanghai Expo, and at the Carnegie Hall JapanNYC Festival (Artistic Director, Seiji Ozawa). She has released three solo albums Fantasma (2002), Seasons of Kumano (2010), and The Sea in a Moonlight Night (2011). Miss Nishi has been a visiting professor of Kansai University (2008-2011) and is currently artist-in-residence at Columbia University (2010-2012). She debuts with Yasuka Nambu (flute) in the launching of the NINA Duo at Weill Recital Hall at Carnegie Hall in December 2011.